「シャネル」2022-23年秋冬オートクチュール・コレクション

7月5日(火) 日本時間 21:00に発表された「シャネル」の2022/23年秋冬 オートクチュール コレクション。今回のコレクションは、前回のショーの流れを汲みつつ、イメージをさらに膨らませることで実現したという。アーティスティック ディレクターのヴィルジニー ヴィアールはコレクションのキールックについて次のように語っている。「この新しいコレクションでは、ガブリエル シャネルが1930年代に思い描いていたようなスーツや、身体に添ったロング ドレスが登場します。肩のシルエットが強調されていながらも登場するプリーツのウェディングドレスは、その一例です」

さらに、丸みを帯びた肩、スクエア型に開いた背中、ジオメトリックな形状や模様の刺繍は1930年代を想起させ、極めて「グラフィック」な装飾が施されたディテールにも注目だ。これは、前アーティスティック ディレクターのカール ラガーフェルドの思い入れが特に深いキーワードでもある。ヴィルジニー ヴィアールも「私はグラフィックなアプローチをナチュラルなルックで崩すのも好きです。軽やかでフェミニンで、着るためにデザインされた服。これ以外のものは考えられません」とコメントした。

会場のパリのエトリエ馬術センターには特注のセットが登場。デザインを手がけたのは、フランスの現代アーティストであるグザヴィエ ヴェイヤン。ストライプやシェイプで遊び心を表現し、視覚的なカモフラージュからインスピレーションを得ている。

会場にはメゾンのアンバサダーである、キーラ ナイトレイ、マリオン コティヤール、パク スジュ、キャロリーヌ ドゥ メグレらが来場。ヴィルジニー ヴィアールが想像するオートクチュール特有の感情や親密さを表現したクリエイションを堪能した。

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